国際TA協会

TA教育研究所

★ 国際的組織

● 国際TA協会：ITAA　International Transactional Analysis Association

1964年にサンフランシスコで結成され、2006年末現在で世界65ヶ国に約8,000名の会員数を持つ、Transactional Analysis（ＴＡ）の活用を研究し、その普及を図ることを目的として設立された非営利の科学的な教育研究団体です。

ITAAは、ＴＡ理論の臨床、教育、組織、カウンセリングの4つの分野での実践と創造的発展を援助し、活発な討議の場を提供し、守るべき倫理観の枠組みを提示しています。４つのそれぞれの分野で認定されたＴＡの専門家（プロフェッショナル）達の組織集団でもあります。TACC（ＴＡ資格審議会）を中心に、独立した機関を通じて世界で共有する厳格な資格審査を実施しています。

●世界的組織

ITAA以外に、ヨーロッパ諸国をまとめる組織として

EATA　：European Association of Transactional Analysis

西太平洋を中心とした組織として

FTAA : Federation of Transactional Analysis Association

それぞれの組織は、常にTA心理学の実践、発展を援助し、守るべき倫理観の枠組みを提供、トレーニング内容及び、資格基準を世界レベルに維持するために相互に親密な協力と均等な立場を持ち活動をしています。

★　ITAA国際大会　: ITAA International Conference

毎年、厳しい入札条件を満たした国で、ITAA主催の国際TA大会が開催されます。そこでは、世界中のTAの実践家たちが集い、日頃の各自の研究成果や、実践報告、ワークショップ等を発表、わかち合い、これからのTA心理学の進展に大きく寄与する大会になります。世界中のTA仲間との親交を深める機会でもあります。

大会期間中は、どれでも選び放題の数あるプログラムの中から、自分の気になるテーマを選び受講することができます。新しく進展した理論、何度も聞いたことがあるワークショップや講義から、新たな気づきが生まれたりと、常にエキサイティングな学びの宝庫となります。私個人としても、すでに10数回の大会に参加しています。

そして毎回大会参加後は、自分自身にもまた、その後のTA活動に大きく影響をうけています。普段は会えないTAグルたちから直接、講義やワークショップを受けることができたり、一緒に肩を並べての基調講演に聞き入ったりできるチャンスです。

大会最終日の夜に開催される『ガラ・パーティー』では、世界のTA仲間が、一緒に食事をし、ワークシップの感想を交換したり、笑ったり、その地の特色あるエンターテイメントに触れ、最後はダンス！　この最後のダンスは、エリック・バーンがとてもお気に入りだったと言われるパートで、ITAA国際大会の締めくくりに欠かせないプログラムとなっています。

毎年、ITAAは世界中の会員のいる土地で『ITAA International Conference』を開催しています。

今までの開催地は、

2005年　エジンバラ、スコットランド

2006年　イスタンブール、トルコ

2007年　サンフランシスコ、アメリカ

2008年　ヨハネスブルグ、南アフリカ

2009年　リマ、ペルー

2010年　モントリオール、カナダ

2011年　ビルバオ、スペイン

2012年　チェンナイ、インド

2013年　大阪、日本

2014年　サンフランシスコ、U.S.A.

そして、2015年の開催地は、シドニー（オーストラリア）です！

★ 国際TA協会の会員

ITAAは、NPO団体です。その活動に賛同される方は、是非会員登録をお願いします。

国際資格をとる方は会員登録をお薦めしますが、多くの会員の方々は、名刺等に『ITAA会員』と印刷されて、ビジネスやつながりのきっかけにされています。