TA教育研究所
資格取得
ITAA国際資格
ITAA 国際資格は、TAの各分野で専門的なスキルを持ったプロフェッショナル(専門家)を証明するためのものです。TA理論の明確化と実践および、発展についての厳格な資格審査を経て授与されます。
資格取得は、有資格者が実施するTA101を受講することからスタートです。
あなたがTAに何かしらの魅力、感動、ワクワク感を感じた時が
資格取得の始まりです!
でも、TA101受講者すべての方が、資格取得を目指すわけでもありません。
資格取得には、あなたの3つ自我状態からの明確かつパワフルな決断が必要です。
『親』からのコントラクト=自分は、資格を取るべきだ。必要だ。将来役に立つ。
『成人』からのコントラクト=資格を取ることは、有効である。資格取得の手順の理解。
『子ども』からのコントラクト=面白そう! 勉強したい!やってみたい! やるぅー!
あなたの周囲の有資格者からの情報を集めることをお薦めします。(TA教育研究所メンバー紹介を参照)
日本の有資格者:(2014年8月末現在)
- 臨床分野:TSTA 2名/ TTA 1名/ PTSTA 6名/ CTA 18名(含むTA101インストラクター)
- 教育分野:TSTA 2名/ CTA 8名(含むTA101インストラクター)
- 組織分野:TSTA 1名/ PTSTA 1名
- カウンセリング分野: なし
世界の有資格者数:(4分野すべてまとめた人数)
- CTA / PTSTA(公認トランザクショナル・アナリスト) 約350名
- TSTA(公認TA教授メンバー) 約250名、内教育分野の教授メンバーは約20名です。
国際資格は以下の種類があります。
- CTA(Certified Transactional Analysis)公認トランザクショナル・アナリスト
- TA101インストラクター
- PTSTA(Provisional Teaching and Supervising Transactional Analyst)准教授メンバー
- TTA(Teaching Transactional Analyst)ティーチング・メンバー
- STA(Supervising Transactional Analyst)スーパーバイジング・メンバー
- TSTA(Teaching and Supervising Transactional Analyst)教授メンバー
専門分野の選択:
- 心理療法 (Psychotherapist)
- 教育 (Education)
- 組織 (Organization)
- カウンセリング (Counseling)
資格取得の手順:
1) 第一段階の資格:CTA 取得のための必須事項
1. TA101の受講
2. ITAAの会員になる (国際TA協会のページ参照)
3. 自分がトレーニングを受けたいスーパーバイザーと契約。
スーパーバイザーは、TSTAもしくは、PTSTAの有資格者に限ります。
4. T&CCと『CTAトレーニング・コントラクト』を結ぶ。要登録費用
5. 以下の必須項目をクリアする(要4 〜 5年)
- 専門的TA理論トレーニング600時間(内300時間は有資格者からのTAトレーニング)
- 750時間の実践(内500時間は必ずTAであること)
- 150時間のスーパービジョン(内40時間はプライマリー・スーパーバイザーから受ける)
- 500 時間の専門的トレーニング(スーパーバイザーと組立てる)
6. 筆記試験に合格する
7. 口頭試験に合格する
2) TA101インストラクター取得のための必須事項
この資格を有することで、国際TA協会公認のTA入門コース『TA101』 が実施できる。
また、修了証書を発行できる資格。
- CTA 資格を取得
- TSTAもしくは、TTAからTA101のディレクト・スーパービジョンを受け、認定を受ける。
- 以降、5年ごとの更新が必要
3) PTSTA 取得のための必須事項
- CTA 資格取得後、TSTA受験のためのスーパーバイザーを決める。
- CTA資格取得後1年以上を経過した後に、3日間のTEW(Training Endorsement Workshop)に参加する。
4) 教授メンバー:TSTA 取得のための必須事項
1. TEW参加を経て、PTSTAになった後、6 ~ 7年の期間で、下記の必須事項をクリアする
- TA101の実施
- 自分の専門分野でのTAの実践時間数 300時間以上
- TA国際大会やその他学会等での発表、講演 10時間以上
- 有資格者によるティーチング現場のスーパービジョン 45時間以上
- 自分自身が実施するスーパービジョン 500時間以上
- 有資格者からのスーパービジョン 50時間
- アドバンストレーニングの実施
- 継続的学習 100時間以上
2. これらを通じて、ティーチングとスーパーバイジングの体験を積む。
3. その間、年ごとに、年間レポート(PTSTA Annual Report)を提出する
4. 口頭試験(3部門)に合格する
- 理論、ITAA 組織、倫理
- ティーチング(合格の場合はTTAとなる)
- スーパーバイジング(合格の場合はSTAとなる)
- 3部門すべてに合格するとTSTAとなる
是非、資格取得までの体験を味わってみて欲しいと思います。TAを教える技を磨きその応用を多面的に習得したり、他者を指導できるスキルアップはもちろんですが、私にとっての資格取得のプロセスは、本来の自分自身に一歩一歩出会っていく驚きと納得の連続でとても魅力的なプロセスでした。
簡単な道のりではありませんが、きっとチャレンジしてよかったと振り返ることができる体験になると思います。