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平成30 (2018) 年5月号
連休も終わり、
普通の週末、いかがお過ごしでしょうか?
今月は、
私達が外部からの
刺激を受けて行動に移すまでの
5段階をお話します。
私達は、起きている間
瞬間、瞬間、何らかの判断をしています。
今日のランチは何を食べようかな?
この洋服は、買う?それとも買わない?
会社をやめる?、続ける?
ホームに止まっている電車に乗るか、次を待つ?
などなど。
瞬間に判断する場合と
時間をかけて判断、結論を出す場合の両方があります。
それら判断の推移を五段階レベルでみてみました。
(洋服を購入するかどうかを例題にしてみます)
まず、
第一段階:
五感で入る情報を収集・・・視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚
プラス、体感など、外部からと内側からの感覚を確認する。
(わぁ!お気に入リの色、素敵なデザインなど外部からの刺激に反応)
第二段階:
直感・・・映像であったり、メタファー(比喩)。
(その洋服出かけているシーンや、注目度、周囲からの評価など)
第三段階:
概念化・・・自分や周囲が理解できるような言葉に置き換える
(クローゼットの中にある洋服を始め、
経済的、社会的を含む状況と手にしている洋服とを重ね、
NO! なのかYESなのかを考える)
第四段階:
仮設・・・何が必要か?!
(その場で購入? 一旦保留にして再度考える。その他を考える。などなど)
第五段階:
行動・・・仮説に基づいて具体的行動をとる
(これ、ください!と店員さんに告げる(^^)
という五つの段階があるようです。
恐らく第一段階、第二段階あたりまでは一瞬に過ぎ、
第三段階で、TAでいうP,A,Cそれぞれが
バランスよく働いているとその買い物は
後悔することなく素敵な買い物になる可能性が高いと思われます(^^
でも、(P)や(C)に偏り過ぎたり、
ディスカウントや誇張などが起こると
第四段階目での仮設が妙なことになります。
当然その次の第五段階目の行動にも影響し、
結果、Happyでないことになります。
人間関係や組織をみるときも、
この5段階システムを活用します。
第三段階での概念のところで
TA理論を使うと
あっ、ゲームになりそう!とか
ディスカウントや、
ストローク不足が見え、
必要な行動が明瞭になります。
「概念化」って、難しい言葉ですが、
「自分や周囲が理解できる言葉で
今起こっていることを表現する」
と理解してみてください。
自分のアイデンティティーが
はっきりしてくるようです(^^
TA理論を学ぶと
自分自身の考えや行動、気持ちを
言葉で表現しやすくなります。
自分自身の発見と確信を経験する
きっかけになります。
一緒に自分発見をしてみませんか?
おまけに、自分の周囲の人達の発見にもつながります。
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